単4×1本で100時間持つソニーのポケットラジオ
高い質感のデザインと漢字表示のディスプレイ(29W×21Hmm)など、ソニーのポケットラジオ「SRF-R356」は1万円を超える実勢価格に見合った風格を持っています。単4形乾電池×2本や単3形乾電池×1本で作動するポケットラジオが多い中、SRF-R356は単4形乾電池×1本で最長100時間という驚異的な受信時間を実現しています。

ソニーSRF-R356のスピーカーは固めの音
一般的に、災害時の生死の壁は72時間で、この時間を生き抜くことが生還につながると言われます。その72時間を余裕でカバーする最長100時間というソニーの「SRF-R356」の電池寿命は、特筆すべき性能です。
感度はAM/FM波ともにやや高く、地元局なら受信に不安はありません。ただし、AM波はバーアンテナの向きで、FM波はイヤホンアンテナの位置で、やや受信状況が変化しやすい傾向があります。
スピーカーは、サイズ感からやや固めの音ですが聞きやすい仕上がり。巻き取り式のイヤホンは透明感があってレンジも広く、他のポケットラジオを圧倒する音質です。
SRF-R356はポケットラジオの域を超越
SRF-R356の音のすばらしさはヘッドホンをつなぐとより顕著です。FMステレオ受信時の音は、ポケットラジオの域を超越しています。
エリアコールやAM/FM波で各7局ずつのプリセットボタン、時計、アラームなど、機能は豊富です。その上、操作系はシンプル。普段使いにもピッタリで、被災時は長時間にわたり、情報を提供してくれるでしょう。
SRF-R356の受信周波数は531~1710kHz(9kHzステップ・AMラジオ放送)、76.0~108.0MHz(0.1MHzステップ・FMラジオ放送)。スピーカー外径/出力は28mm/80mWです。電源は単4形乾電池×1本となります。サイズ/重さは55W×93.5H×13.7Dmm/81g。実勢価格は12,500円です。
■「ラジオ」おすすめ記事
ラジオおすすめの1台はソニーのICF-M780N
AMラジオがなくなる?話題の「FM補完放送」とは
AMラジオ廃止問題は2023年の再免許時がポイント
BCLラジオのおすすめはソニーを超えたPL-880
InterFMが89.7MHzへ周波数を変更した理由とは
海外短波放送を聞くBCLラジオは乾電池が基本
ラジコの全放送を無料で地域外で聞く方法とは?
ソニーの手回しラジオの品切れが続いている理由
■「アンテナ」おすすめ記事
ループアンテナを作ってAMラジオの遠距離受信
BSアンテナの室内スタンドでこっそり楽しむ

ラジオライフ編集部

最新記事 by ラジオライフ編集部 (全て見る)
- 可搬式の普及でオービス取締り速度は変わったか? - 2022年8月13日
- NHK受信料を払わずに災害へ備えるラジスマとは - 2022年8月13日
- アリエクで見つけたXiaomiのドラレコ実走テスト - 2022年8月13日
- Androidスマホがロック解除できる非公式ツール - 2022年8月12日
- GoProと中華アクションカム画質を比較した結果 - 2022年8月12日