台湾発BCLラジオは表示と音声にこだわりアリ
SANGEANは台湾(中華民国)のオーディオメーカー。2015年に発売された「ATS-405」は、SANGEANで初めてDSPを搭載したBCLラジオです。日本ではマイナーな製品ですが、そこは台湾製。操作性や品質は、高い評価を受けています。台湾発BCLラジオの使用リポートを紹介しましょう。
BCLラジオの性能は侮れない
SANGEAN最上位機種の「ATS-909X」は、実勢価格が36,800円の高級機。基本性能だけではなく質感、操作性、表示の見やすさなど、どれを取っても非常に優れています。BCLラジオとしての性能は侮れません。
そして、ATS-405は2012年頃に登場した中位機「ATS-404」の後継機。ソニーの「ICF-SW7600GR」を意識したデザインとなっています。
縦方向に10段伸びるシグナルメーターはICF-SW7600GRにはない機能。直感的に受信レベルが理解できます。3段階の選択ができるAM受信帯域(バンドワイズ)の表示も分かりやすく、ディスプレイの視認性はトップクラスです。
BCLラジオの遠距離受信
音質は定評あるオーディオメーカーのプライドを感じさせるもので、DSP処理にもかかわらずスッキリして聞きやすい印象。さらに本体側面のスイッチで音質を3段階切り替えられるのも珍しい仕様です。
ATS-405にはソフトミュートとチューニングミュートの動作をON/OFFできる機能があります。チューニングミュートをOFF設定にすると、弱い信号が聞きやすくなります。BCLラジオの遠距離受信をしたい時にはマストな設定です。
惜しむらくは、選局ダイヤルがないこと。アップダウンボタンで周波数を送っていくほかありません。実勢価格は16,800円です。
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ラジオライフ編集部
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