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VPN Gate開発者に聞くネット検閲を避ける理由

サイトブロッキングが注目される中、数年前から検閲用ファイアウォールを回避する無料ソフトを配布しているWebサイトが「VPN Gate」。検閲を回避できるソフトが、なぜ国立大学から無償配布されているのでしょう。その目的と仕組みについて、VPN Gateプロフェクト開発者に直撃しました。


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VPN Gate開発者に聞くネット検閲を避ける理由

VPN Gateはボランティアが支える

特定の地域からのネットのアクセス制限を突破する方法の1つに、VPN(仮想プライベートネットワーク)の利用があります。最近、物議を醸しているサイトブロッキングにも有効なのはご存じの通りです。

そして「VPN Gate」は無料で使える代表的なVPNです。政府の検閲を回避できるソフトが国立大学から無償配布…。「国からの予算は出ていません。余っていたコンピュータ何台かと学内LANを使い、電気代が多少かかるのみ。世界中に6,500台以上あるボランティアのVPN中継サーバに支えられています」。

そう語るのは、VPN Gateプロジェクト開発者の登大遊筑波大学准教授。氏は、2003年筑波大学1年の時に、既に国のIT予算の支援を受けてVPNソフト「SoftEther」を開発しています。「博士号を取るために研究論文2本が必要だったんですが、過去に作った技術を拡張する研究をしようと」というのがきっかけです。

ネット検閲を回避できるVPN Gate

そうして、2013年3月より開始したのが「VPN Gate 学術実験サービス」です。海外の有名なPC雑誌にも取り上げられ、ソフトを入れたボランティアVPN中継サーバが爆発的に増えて、VPN Gateが構築。論文も通ったそうです。

VPN Gateの目的は何でしょう。「スノーデンが告発して明るみに出ましたが、NSA(米国家安全保障局)は通信監視プログラム『PRISM』によりGoogle・Apple・Yahoo!・Facebookなど有名サービスから個人情報を入手しています」とのこと。

「また、インターネット版のエシュロン(Echelon)といわれる監視プロジェクト『Upstream』では、各国のプロバイダの光ファイバーケーブルをスプリッターで分岐。ログの記録装置を付けて米国本土でデータを保管していることも暴露されました」といいます。

「中国のようにブロックや切断は行わなくても、インターネットに流れる情報はすべて監視されているのです」と指摘。そうしたネット検閲を回避することが、VPN Gateの目的というわけです。


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プライバシー保護にVPN Gate利用

今後、日本のブロッキングはどうなるのでしょう。「国が通信業者に対して、予算を出すからブロッキング用の監視装置を設置させろと言い出す可能性はあります」というのが見解です。

「次は、児童ポルノのように法律で海賊版サイトをブロッキングできるようにする。DNSブロッキングが意味が無いとなれば、遮断効率を高めろと言う人が出てくるはず。となると通信の内容を見ることに…」といいます。

「日本がそうならないようにしないといけません。プライバシー保護のためにVPN Gateを利用するのも大事な一手。身元を消すのは非常に正しい行為なのです」。これがVPN Gateを続けている理由なのでした。

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