交通違反の取り締まり件数ランキング1位は何?
道路交通法違反によるあおり運転の積極的な摘発が話題となっていますが、そもそも警察の取り締まりはどんな交通違反が多いのでしょうか? 主な道路交通法違反の取り締まり状況がわかるのが『警察白書』です。最新の2018年度版で交通違反の取り締まり件数ランキングを見ていきましょう。

交通違反で注意したいシートベルト
警察による道路交通法違反の取り締まり件数は、2017年は648万2,542件でした。2013年の744万2,124件と比べると件数自体は減少傾向にあります。
交通違反の取り締まりランキング5位は91万5,797件の「携帯電話使用等違反」。いわゆる運転中の「ながらスマホ」の交通違反です。どうしても携帯電話などを使用しなければいけない時は、必ず安全な場所に停車してから使用しましょう。
交通違反ランキング4位は「座席ベルト装着義務違反等」で93万7,584件です。中でも注意したいのが後部座席のシートベルト着用義務違反。高速道路だけと誤解している人もたくさんいますが、2008年から後部座席も一般道であってもシートベルトの着用が義務化されています。
一般道では口頭注意で済まされるケースもあるといいますが、違反行為であることは変わりません。安全確保のためにもしっかりシートベルトを装着しましょう。
交通違反の件数1位は最高速度違反
交通違反の取り締まりランキング3位となるのは「駐停車違反」の129万9,315件です。駐停車違反の件数は、放置違反金納付命令件数を含んだ数字。交通違反の取り締まりとしては24万3,283件と報告されているので、その差分である105万6,032件が放置違反金納付命令の件数となります。
交通違反ランキング2位は「一時不停止」で、件数は132万7,461件。いわゆる一時停止違反になります。一時停止違反は2013年の121万4,738件と比べて増加傾向。特に注意したい交通違反といえるでしょう。
そして、交通違反の取り締まり件数ランキングで最も多いのが「最高速度違反」の147万8,281件。いわゆるスピード違反です。スピード違反も2013年の205万2,719件と比べて減少傾向となっています。
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ラジオライフ編集部

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