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警察が白骨死体で年齢や性別を見分ける部分は?

警察が死体を発見した初動捜査の最大の関心事は、まず「この被害者はいったい誰なのか?」という一点です。発見された死体が生前、顔にどんな肉と皮をつけ、誰であったのかという問題は極めて重大な問題。発見された頭蓋骨から生前の顔貌を蘇らせるエキスパートが科学警察研究所の検死技官です。


警察が白骨死体で年齢や性別を見分ける部分は?

年齢判断は頭蓋骨にある縫合の癒着

死体がバラバラであった場合、警察はまず首を捜します。その理由は頭蓋骨にこそ、もっとも重要な個人識別要素が詰まっているからです。人体の骨は全部で210個あります。そのうちの33骨で構成されている頭蓋骨には、個人識別のための情報が非常に多く含まれているのです。

頭蓋骨から得られる個人情報は性別、年齢、血液型、身長、死後経過時間。他にも目の大きさや鼻の形、顔型、歯形がわかります。犯罪捜査というのは、胴体がなくとも首さえあれば何とかなるものなのです。

まず年齢判断は頭蓋骨にある「縫合」の癒着の状態を確認します。縫合とは、簡単に言えば骨と骨をつなぐ「ギザギザ」のこと。赤ちゃんの頭がフカフカしているように、縫合は幼児期には離れていて、成長とともに次第にくっついていきます。

そして、老年期には完全に癒着して今度は線が消えはじめるのでした。この縫合による年齢判断はかなり正確で、およそ5歳刻みの判断が可能。他にも骨細胞の老化具合、歯の摩滅も参考にして検死技官は年齢を見分けるのです。

年齢の平均値で頭蓋骨に肉付けする

男女の性別判断は「肉眼判断法」と「判別関数法」という2つの観点から検証されます。肉眼判断法とは、頭蓋骨全体の大きさや形、前頭骨の発育状態、乳様突起、頬骨結節などの状態を見て男女の性別を見分ける方法です。

頭蓋骨から性別と年齢の判断がつけば、検死技官は復顔像の制作を開始。骨と顔の肉の厚さは年齢によって差があり、年齢さえ判別すればデータの平均値に従って肉付けをしていくだけで、それにふさわしい顔ができるといいます。

そして、口は歯列によって大きさを判断。鼻の形や大きさは「梨状口」と呼ぶ骨の穴で判断します。穴が短くて幅が広い人はダンゴ鼻。長くて狭い人は鼻が高い人。梨状口の上下についている小骨の角度で、ワシ鼻かブタ鼻かという判断も可能です。

目の大きさや位置は、眼窩を三等分にする線を引くのがポイント。下の線が目の中心を横切るように決めます。目尻や目頭は、眼窩の縁2ミリ内側で決定し、眉毛は眼窩に沿わせます。また、顔の形は骨を見ればわかるでしょう。

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