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移動式オービスは何キロの速度で光るか位置とタイミング

レーザーで速度測定する移動式オービスによるスピード取り締まりが全国に広がっています。警視庁でも、2018年7月より移動式オービスによる取り締まりをスタート。2020年1月には長崎県内で初めて、レーザー式の移動式オービスを使った取り締まりが実施されました。レーザー式の移動式オービスの速度測定で何キロで光るのか、その位置とタイミングについて見ていましょう。


移動式オービスの速度測定ポイントは「30m手前」


移動式オービスの速度測定で光る位置とタイミング

レーザー式の移動式オ-ビスの速度測定とは、従来の「レーダー・ループコイル・光電管」という3つの方式に加えて、新たに登場した速度測定方式のことです。その名の通り、レーザー照射により移動式オービスは走行車の速度を測定します。

移動式オ-ビスでが何キロかの速度測定にレーザー式が採用されているのは、三脚にカメラを乗せた可搬式(LSM-300など)や台座に固定された半可搬式(LSM-300HK)など。このほか、レーザー式は大阪・枚方などに設置された一部の固定式オービスの何キロかの速度測定にも採用されています。

レーザー式の移動式オービス「LSM-300」の場合、驚くべきことに路肩から照射される何キロか速度測定するレーザーが、二車線の道路をカバーすること。移動式オ-ビスの速度取り締まりは、追い越し車線を走行していないからと安心できません。


移動式オービスが速度超過を判定する

そして、移動式オービスが走行車両の速度を何キロか検知し始めるのは約70m手前。移動式オービスの何キロの速度超過かの判定は手前25~30mの間です。そして、移動式オービスが速度違反車両の撮影で光る位置とタイミングは20m手前。移動式オービス20m手前が速度違反で光る位置とタイミングです。

現在、オービスの存在を事前に知らせるレーダー探知機にはレーザー式の移動式オービス対応モデルが登場しています。レーザー式の移動式オービス対応のレーダー探知機は、レーザー式の移動式オービスの車両速度検知区間の手前でレーザーを捕らえて、ドライバーに注意を促す仕組みです。

それらの多くは、移動式オービスの車両速度検知区間となる70m手前より早く、150~200m手前からレーザーを受信してドライバーに注意を促してくれます。ただし、先行車や遮蔽物がある場合は移動式オービスの速度検知のレーザーがよわくなることもあります。移動式オービスには速度に余裕を持って、いつも安全運転を心掛けるようにしましょう。

移動式オービスは何キロの速度で光るか位置とタイミング


移動式オービスが光る速度は青キップも対象

移動式オービスの速度違反は何キロオーバーから取り締まられるのでしょう。すなわち、移動式オービスは何キロオーバーの速度で光るのでしょうか。これまでのオービスによる速度違反は、略式を含む裁判が必要な赤キップに該当する違反に限られるといわれてきました。

オービスの速度違反が反則金で済む青キップではなく赤キップで取り締まられるのは、一般道であれば時速30キロ以上、高速道路については時速40キロ以上が相当します。これがオービスが何キロから速度取り締まりで光るかの目安でした。

しかし、この何キロからの原則も移動式オービスの速度違反では崩れつつあり、青キップでの速度でも光るケースも登場しています。現在、青キップで移動式オービスが光るのは制限速度30キロの生活道路に限られ、50キロの走行でも十分に危険です。


移動式オービスが光る位置とタイミングがわかる

オービス情報で定評のあるWebサイト「オービスガイド」では、Youtubeチャンネル「オービスガイド全国調査員」も開設。そこで紹介されている動画に、実際に首都高速で移動式オービスが光る位置とタイミングを収めたものがあります。

「【検証】移動式オービスはどのくらいの速度で光る?首都高速【ノーカット】」というタイトルの動画は、首都高速都心環状線で行われていた移動式オービスの速度取り締まりを沿道から撮影したもの。移動式オービスが光る位置とタイミングを二度、見ることができます。

移動式オービスが光る位置とタイミングがわかるこの動画が親切な点は、取り締まりと合わせ、同じ地点で警視庁が首都高速で行った速度抑止の様子も見ることができる点。速度抑止とは、パトカーが制限速度以下で2台併走することにより、他のドライバーも制限速度以上で走れなくするといった効果を目指しています。

移動式オービスは何キロの速度で光るか位置とタイミング


移動式オービスが光る速度30キロ超から

移動式オービスのある位置で速度抑止のパトカーが動画上に映し出されていたのはおよそ5秒ほど。一方、移動式オービスが光る自動車は3秒前後で同じ区間を走行しているため、制限速度のおよそ1.6倍程度で走行していたと考えられます。ちなみに、移動式オービスが設置されていた首都高速都心環状線の制限速度は時速50キロです。

すわなち、移動式オービスが光る速度は制限速度の30キロオーバーからと推測されます。これまで固定式オービスなどが光る速度は、赤キップに相当するスピード違反といわれてきました。高速道路や自動車専用道路であれば、制限速度の40キロオーバー以上から。一般道であれば制限速度の30キロオーバー以上からです。

もともと移動式オービスは、通学路など生活道路での事故対策として導入された経緯があります。このため、移動式オービスが光る速度は青キップに相当するスピード違反も含まれると噂されていました。


移動式オービスの速度測定にレーザーとレーダー

じつは、全国各地で配備が進む移動式オービスは、大きく2種類あります。それぞれに移動式オービスはメーカーが違っていて、速度測定方式も大きく違っています。一方の移動式オービスは速度測定にレーザーを用いるのに対し、もう一方は従来からあるレーダー式です。

レーザー式の移動式オービスを製造しているのは、これまでもオービスの主力メーカーだった東京航空計器です。同社の移動式オービスであるLSM-300は三脚に立てて使うことができます。また、LSM-300には撮影部をポールに取り付け、基台部に記録装置などを内蔵した半可搬式の移動式オービスであるLSM-300-HKも存在しています。

そして、レーダーを使う移動式オービスはスウェーデンに本社を持つセンシス社が製造。日本へ輸入されているのは移動式オービスは固定式「SWSS」と可搬式の「MSSS」です。

移動式オービスは何キロの速度で光るか位置とタイミング


移動式オービスは速度測定で300万円の価格差

MSSSの日本国内代理店である沖電気が作成した資料によると、レーダー式の移動式オービスであるMSSSが使用する周波数は24GHz帯で、「レーダー照射角度(29度)よりカメラ画角(18.5度)が狭いため、取締り車線がすべてカメラで撮影できていれば速度計測が可能」と記載。レーダー式の移動式オービスも複数車線の取り締まりが可能です。

そんな移動式オービスは1台いくらくらいするでしょうか。レーザー式の移動式オービスのLSM-300については何県かに資料があり、例えば愛知県警が導入したLSM-300は税抜き1000万円で、山梨県警は税込み1080万円。レーザー式の移動式オービスについては1台あたり1000万円が相場のようです。

センシス社のレーダー式の移動式オービスについては、北海道警が購入したMSSSの価格が判明しています。LSM-300の販売会社が北海道警に示した1000万円より約300万円安い698万円が、レーダー式の移動式オービスであるMSSSの値段でした。

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ラジオライフ編集部

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