microSDカードの正規品と偽物とバルク品を比較
microSDカードは種類も増えて価格もこなれてきましたが、まだまだ大容量のものは高価。256GBは大手家電量販店で3万円ほどします。しかし、ネットオークションでは同じものが3千円ほどで取り引きされていたり…。16GBの偽サンディスクmicroSDと32GBの怪しいバルクを入手したので中身を検証してみました。

安いmicorSDカードは容量がおかしい
あまりに安いmicorSDカードは大抵の場合、巧妙に偽装されているものの、異常に速度が遅かったり容量がおかしかったりします。今回はmicroSDカードの16GBのサンディスク正規品(実勢価格900円)と、16GBのサンディスク偽物(実勢価格500円)、32GBのバルク品(実勢価格400円)の読み書き速度を測定してみました。
まずはサンディスク正規品のmicroSDカードの読み書き速度の測定からです。さすがに正規品だけあって文句のない性能。読み込み速度71.7MB/sと書き込み34.9MB/sなら、スマホで連写しても問題ないでしょう。
一方のサンディスク偽物microSDカードは、見た目は正規品ソックリ。しかし、読み込み速度は正規品の1/2以下で、書き込み速度は1/4ほどでした。
16GBの偽物は4GBしか選択できない
バルク品のmicroSDカードについては、他の2つに比べて容量が倍ながら、価格が1番安いのが気になるところ。しかし、表記通り32GBの容量はしっかり保持していました。なお、読み込み速度はまずまずですが、書き込みは論外な遅さです。
ちなみに、サンディスク偽物と正規品を見比べてみると、パッケージがかなり適当なのが偽物。ただし、偽物の方が製品のプリントはきれいな印象です。
そして、驚くべきはmicroSDカードの容量。プロパティを開くと、一見16GBの容量があるように見えますが、実はフォーマットしようとすると容量が4GBしか選択できません。実際にフォーマットする段階にならないと分からないので、なかなか厄介です。
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ラジオライフ編集部

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