3万円台のモバイルSuica・PASMO切り替え機登場
モバイルPASMOとモバイルSuica…どちらを選ぶとより便利かというのは、首都圏のAndroidスマホユーザーが悩むことのひとつ。なぜなら、両方を切り替えて使えるスマホが、一部の最新かつ高級モデルに限られていたためです。しかし、ようやく昨年末発売のスマホから、3万円台でも切り替え可能なモデルが登場しました。

モバイルSuica・PASMO切り替えは一部
モバイルPASMOのWebサイトには、AndroidスマホのモバイルPASMO・モバイルSuicaへの対応機種リストが掲載されています。そして、対応機種は「モバイルPASMO・モバイルSuica両方1枚ずつ発行可能」「モバイルPASMO・モバイルSuicaどちらか1枚発行可能」「モバイルSUicaのみ対応」の3種類に分類されています。
リスト上で一旦「モバイルPASMO・モバイルSuicaどちらか1枚発行可能」へ分類されたモデルは、その後ソフトウエアアップデートがあっても「モバイルPASMO・モバイルSuica両方1枚ずつ発行可能」へ切り替わることはありません。すなわち、対応状況はハード側のスペックにより決まっているということです。
モバイルPASMOとモバイルSuicaを切り替えて使いたい場合、「モバイルPASMO・モバイルSuica両方1枚ずつ発行可能」に分類されたスマホを購入しなければなりません。ところが、この分類にリストアップされているのは「Google Pixel 5」など高級スマホばかりで、当然コストも高くつきます。
モバイルSuica・PASMO切り替え廉価版
しかし、2020年の冬モデルとして登場した、シャープの「AQUOS Sense 4」は、廉価版モデルとしてはじめてモバイルPASMO・モバイルSuicaの切り替え利用が可能。2021年2月1日現在、AQUOS Sense 4の価格は、キャリア販売・simフリーモデルとも3万円台後半となっています。
モバイルPASMOとモバイルSuicaの切り替える際には、「おサイフケータイ」アプリを起動。「マイサービス」ボタンをタップすると現れる画面内にある「メインカードを切り替える」をタップします。そこに表示されるカードのなかから、モバイルPASMO、あるいはモバイルSuicaを選べば、そのカードが利用可能となるのです。
なお、AQUOS Sense 4のSimフリーモデルを購入した場合に注意したいのが、いずれかの携帯キャリアと契約したうえでsimカードを入手しておくこと。というのも、simカードが挿入されていない状態ではモバイルSuicaアプリが起動できず、アプリ上からのチャージが行えないからです。