提携先がない「ビュー・スイカカード」選ぶ理由
昨年10月から、鉄道に乗ることでポイントが貯まるサービスが始まり、注目度がアップしているのが「ビューカード」です。ビューカードには、駅ビルやビックカメラでもポイントが貯まるカードがある一方で、提携先がない「ビュー・スイカカード」も発行中。この提携先なしのカードを選ぶ理由はあるのでしょうか。

ビュー・スイカカードは年会費524円
JR東日本系列のクレジットカード「ビューカード」としては、提携店舗などの設定がない「ビュー・スイカカード」のほかに、JR東日本の駅ビル内で優待がある「JREカード」、ビックカメラと提携した「ビックポイントカードSuica」、JALのマイルが貯まる「JALカードSuica」などが発行されています。
同じ年会費であれば、提携なしのビュー・スイカカードを選ぶメリットはあまりありません。そこで、各カードの年会費を調べてみると、ビュー・スイカカードとJREカード、ビックポイントカードSuicaについては年会費がいずれも524円です。
JREカードであれば、JR東日本の駅ビル内でJRE POINTの3.5%還元が受けられ、ビックポイントカードSuicaには全国のビックカメラでビックポイントによる10%還元があります。ここまでの話であれば、JREカードやビックポイントカードSuicaの代わりにビュー・スイカカードを選ぶ理由はなさそうです。
ビュー・スイカカードで家族カード
しかし、ビュー・スイカカードにはJREカードやビックポイントカードSuicaにはない機能がひとつあります。それは、家族カードの発行が行えることです。ビュー・スイカカードの家族カードは、年会費は本会員と同じ524円となっていて、18歳以上の同居家族について1人1枚発行可能です。
家族カードに関しては、JALカードSuicaとその上級カード「JALカードSuica Club-A」も対応していますが、それぞれの家族カード年会費は1100円、3850円と、ビュー・スイカカードよりも割高。家族カードを割安で手に入れる必要がある人なら、ビュー・スイカカードを選ぶ理由になりそうです。
なお、家族カードに関してはビュー・スイカカードのゴールドカードにあたる「ビューゴールドプラスカード」については1枚分は年会費無料で発行可能。ただし、ゴールドカードということもあり本会員の年会費が1万1000円と高く、ゴールドカードならではのサービスを受けたい人が選ぶカードといえるでしょう。