復活したアイワが送り出したラジオ第1弾の中身
2017年に復活の狼煙を上げたアイワが送り出したラジオの第1弾「AR-MDS25」は、なんとBCLラジオ。AR-MDS25の外見は、TECSUNの中華ラジオ「PL-398MP」にソックリで、ボディを開くと基板には「PL-398MP」の文字を発見。OEM供給は間違いありません。アイワのBCLラジオの性能を見ていきましょう。

アイワのBCLラジオはAM感度が高い
アイワのBCLラジオ「AR-MDS25」を実際に使用した印象としては、AM波の感度は高く、バーアンテナの切れ味もしっかりしています。DSP搭載だけあって、PCなどが出すパルス性のノイズに対する耐性など、基本性能が高いのが特徴です。
FM波の感度も十分で、FM波受信時に避けては通れない、ホワイトノイズの処理がうまく行われている印象を受けました。FM波は、ある程度電波が弱くなると、「サー」というノイズが発生します。これがとても少ないのです。
ノイズが気になる場合は、本体パネルにある「FMステレオ」ボタンでステレオとモノラルを切り替えれば、ノイズを低減できます。なお、本体のディスプレイのサイズは49W×21Hmmです。
FM波で音楽番組を聞くのにも十分
音質はさすがDSPと思える、クリアでにごりの無い音。スピーカーは5.7cm×2と小さめなこともあって、低音こそ控えめですが、レンジが狭いと感じるほどではありません。これなら、FM波で音楽番組を聞くのにも十分対応できます。
「AR-MDS25」の受信周波数はAMラジオ放送520~1710kHz(1/9kHzステップ)/FMラジオ放送64.0~108.0MHz(0.01/0.1MHzステップ)/長波放送153~513kHz(1/9kHzステップ)/短波放送2300~21950kHz(1/5kHzステップ)です。
サイズ/重さは187W×90H×30Dmm/355gとなっています。ロッドアンテナは全長89cmの7段式。電源は単3形乾電池×3本、USB5Vです。主な付属品は、USBケーブル、ステレオイヤホンとなっています。製造国は中国。実勢価格は13,500円です。
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ラジオライフ編集部

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