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行き帰りは別ルートがお得「一筆書き切符」とは

鉄道で移動する場合、とくに仕事であればもっとも移動時間が早いルートで往復することがほとんどでしょう。ところが、単に往復するのでなく、行きと帰りのルートを変えて一筆書きになるような切符を購入することで、運賃を大幅にケチることが可能。しかも、この「一筆書き切符」には安いだけでないメリットもあるのでした。


行き帰りは別ルートがお得「一筆書き切符」とは

一筆書き切符は大回りでも安くなる

「一筆書き切符」は、途中同じ駅を通過せずにさまざまなルートを回る切符のこと。JRの料金システム上は「普通片道乗車券」にあたります。一筆書き切符には、最長片道切符のように全国を何千km回るような片道乗車券もありますが、より実用的なものは2地点間の往復で別ルートを利用するものです。

例えば、東京~米原を往復する場合であれば、東京23区内を出発して東海道新幹線で米原まで行き、帰りは北陸線+北陸新幹線で金沢を回り東京23区内へ戻れば、一筆書き切符となります。このルートの運賃は1万3200円で、東海道新幹線往復の運賃1万4960円と比べ1760円も安くなるのです。

地図を見れば一目でわかるように、一筆書きルートは単純往復と比較すると100km以上遠回り。それでも一筆書き切符の方が安くなるのは、JR線の料金が長距離になるほど1kmあたりの運賃が低くなる仕組みであることが理由です。

JRの本州3社で「幹線」に指定されている路線の運賃は、300kmまでが1kmあたり16円20銭(税抜)に対し、300~600km部分は1kmあたり12円85銭。600kmを超えた分は1kmあたり7円5銭とさらに安く、0~300kmの半額以下となりま。この事情は、ローカル線にあたる「地方交通線」も同様です。

一筆書き切符は長距離が半額以下に

一筆書き切符は、東京~名古屋、東京~京都の往復へも応用可能で、それぞれ行きは東海道新幹線を使い、帰りは北陸線や高山線などで日本海側へ抜け、北陸線や北陸新幹線で戻ればOKです。ただし、東京~京都のケースでは山科駅~京都駅が一筆書きルートからはみ出るため、この部分の乗車券を買い足す必要があります。

一方、東京23区内各駅と仙台駅を行きは東北新幹線、帰りは常磐線で往復する場合は、岩沼駅~仙台駅間が一筆書きルートからはみ出そうですが一筆書き切符として購入可能。これは、福島駅~仙台駅間は東北新幹線と在来線を別線として料金計算を行う特例があるためです。

一筆書き切符は運賃が安いというメリットがあるものの、新幹線が使えない区間が増えるため単純往復より移動時間はかかります。それにも関わらず、一筆書き切符が鉄道ファンから人気な理由は、JR線の乗車券には後戻りしなければ自由に乗り降り可能な「途中下車」という制度があるためです。

例えば、東京~米原の一筆書き切符は途中で名古屋や敦賀や金沢といった観光地を通過するルート。時間に余裕がある米原出張であれば、一筆書き切符を利用し途中、名古屋でひつまぶしを堪能。敦賀で港を巡り、金沢の歴史的建造物を鑑賞するといった楽しみ方ができるのです。

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