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法規制対象「200g以上ドローン」を飛ばすには?

ドローンの機体が大きくなり200g以上となると、搭載するカメラも大きく画質が向上します。ただし、ドローン規制法の対象は「200g以上のドローン(無人航空機に該当)を飛ばす時」「飛行が禁止されている空域の飛行」「許可が必要な飛行方法をする時」です。ドローンの法規制と飛行許可申請について見ていきましょう。


法規制対象「200g以上ドローン」を飛ばすには?


200g以上ドローンに適用される法規制

プロ仕様のドローンの中には、一眼レフを載せたり、100km/h近い高速飛行ができるものも存在。特に新しいモデルほど安全性・画質ともに高いので、常に最新のものを選ぶことをオススメします。中古品は保険適用外となることもあるため、新品を購入した方が安全でしょう。

そんな200g以上のドローンに適用される法規制は「人口集中地区・イベント場所での飛行」「人や物件から30m未満の飛行」「目視外飛行」「夜間飛行」です。

これらの飛行の許可・承認を得られれば、ほとんどの景色を撮影できます。あとは、別途、飛ばす場所の所有者や管理者の許可を得ること。実際ドローン空撮の運用で手を焼くのは航空局への申請よりも、この飛ばす場所の許可取りなのです。

申請は、ドローンの飛行許可申請がネット経由で行える国交省のサイト「ドローン情報基盤システム(DIPS)」にアクセスし、必要項目を記入します。機体の写真を添付して指示通りに進めるとネットだけで手続きが完了します。不備があれば指摘されるので、修正すればOKです。

行政書士に申請代行を依頼すれば数万円、国交省認定のドローンスクールを受講(申請の一部項目が免除)すると数十万円かかりますが、必要なことはすべて国交省のサイトに書かれているため、個人でも十分対応できます。


初申請時に10時間のドローン飛行実績

ドローンの飛行許可申請には最短で10開庁日必要で、修正することも考え、飛行予定日の1か月前くらいから手続きを開始しておくと安心。その際、期限が1年間有効な期間包括申請で申し込むと後々便利です。

なお、空撮の場合、チェック項目に「趣味での飛行」の欄がありますが、業務の方が申請が通りやすいです。「ピクスタ」などストックフォトサービスなどに登録し、業務とすればいいでしょう。

なお、初めての申請時には、ドローン(200g以上)を10時間飛行させた実績が必要。練習は人口集中地区外・海上・ドローン訓練場などで行うことになります。電池を複数本用意すると効率的でしょう。

人口集中地区は国土交通省のページやスマホのアプリでも確認可能。実際の練習では、国土交通省が提供している航空局標準マニュアル内にある「無人航空機を飛行させる者の訓練及び遵守事項」の練習・訓練のマスターは必須です。

最後に、許可なしで飛ばし事故でも起こせば、社会的影響力は大きいです。特に気を付けてほしいのは私有地上空への無断侵入。仮に工場上空で墜落して損害を与えた場合、保険の補償ではなんの足しにもならなかったりします。ルールを守ることで、ドローンを飛ばす側の環境も良くなっていくはずです。

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