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解体された「盗難車」が輸出される国はどこだ?

盗難車ランキングで「ハイエース」が常に上位に入る理由は、中古市場でも価格が落ちにくい車種であるだけではありません。特に海外で絶大な人気があるため、窃盗団によるハイエースの盗難車が途上国に輸出される事件が後を絶たないからです。はたして、盗難車はどこに行くのでしょうか。


解体された「盗難車」が輸出される国はどこだ?

中古車はコンテナに荷詰めして輸出

「盗難車はどこに行くのか?」この疑問を解く前に、中古車を輸出する方法を見てみましょう。輸出業者は中古車を陸運局に届けて、輸出抹消仮登録証明書を発行してもらいます(廃車済みのクルマは輸出予定届出証明書)。

この証明書は、自動車検査証(車検証)と交換するものなので、盗難車に発行されることはありません。この証明書を元に、通関業者は中古車の車体番号を確認。中古車をコンテナに荷詰め(バン詰め)して通関手続を行い、船積みします。

中古車の輸出には全長約12mの「40フィートコンテナ」が使われるのが一般的。この中に中古車4~6台と大量のパーツを詰め込んで輸出されます。

輸出業者は、通関業者が発行したコンテナの引き替え証となる船荷証券(B/L)・輸出抹消仮登録証明書・インボイスを現地のバイヤーに送付。現地バイヤーは船荷証券と中古車を引き替え、輸出抹消仮登録証明書でクルマを現地登録します。

盗難車を分解してパーツとして輸出

この経路を見れば、盗難車を輸出して登録することはできません。ただし、盗難車を分解してパーツとして輸出する場合は違ってきます。パーツを輸出する際は、1点1点詳細を記す必要がありますが、パーツには個体番号が無いので、盗難品との区別がつかないからです。

現在、右ハンドル車の輸入ができる国は極めて少数。主に左側通行のニュージーランドやUAE(アラブ首長国連邦)で、日本の中古車やパーツの多くはUAEに向かいます。

UAEには日本の中古車を専門に売買する街があり、ここを経由してアフリカ諸国などに再輸出されるのです。実際、UAEのパーツ店に前後を切断された日産・R34GT-Rを発見。パーツとして輸出されたとしては、程度が良好であまりにも不自然でした。

エリア内には左ハンドル化工場や修理工場、そしてパーツ店が多数あり、なんでもできてしまう状態。パーツとして運ばれてきた盗難車が組み立てられて、他国へ流れていく可能性も否定できない状態でした。

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