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海外短波放送「地中海の声」が示した方向性とは

ゆったりとしたエキゾチックな雰囲気が人気だった、海外短波放送の「地中海の声」。イタリアのシチリア島の南に位置するミニ国家・マルタ共和国から放送されていました。惜しくも2003年12月31日に幕を閉じましたが、日本語放送における1つの方向性を示したようなラジオでした。


海外短波放送「地中海の声」が示した方向性とは

地中海の声の受信状況は非常に良好

海外短波放送「地中海の声」は、放送はロシア極東部で中継されるため、受信状況は非常に良好でした。毎週日曜日の午後1時間のみの放送で、アナウンスはマルタ共和国在住の日本人・バッサロ麻由子さん1人だけです。

音楽を混じえた、地中海の雰囲気を感じさせてくれる番組で、インパクトこそありませんでしたが、“異種なるもの”を感じさせてくれる、ある意味で浮き世離れした放送だったのです。

他の放送に比べると独特の雰囲気を持っていて、ラジオを聞く側にとっては非常に魅力的だったのではないでしょうか。そして、マルタ共和国という国が、日本やアジアからいかに離れているかは、ニュースなどからも感じ取れました。

地中海の声は約6年の歴史を閉じた

地中海の声で「中国のチャン・チェミン大統領」という言葉を聞いた時は、一瞬何かと思いましたが、当時の江沢民国家主席のこと。マルタ共和国から見ても、アジアは遠い存在なのだろうなと、何やら感慨を覚えたものです。

しかし、残念ながら予算の問題が絡んで、2003年に約6年の歴史を閉じてしまいました。決していい加減な番組スタイルではありませんでしたが、この「緩さ」を感じさせる雰囲気が忘れられないという人も多いでしょう。

それでいてリスナーとの距離の近さを感じさせるバッサロ麻由子さんのアナウンスは、週1回だけでもリスナーを惹きつける魅力がありました。既存の海外短波放送で、こういうスタイルに舵を切ってくれる局はあるでしょうか。

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