3千円ちょいで買えるアイワ「高コスパ」ラジオ
2017年に「AIWA」ブランドが復活して以来、ラジオとCDラジカセを積極的に展開しているアイワ。そんなラジオに力を入れているアイワのAM/FMラジオはいずれも1000~4000円台の低価格帯とリーズナブルな価格設定ながら、高性能な製品を揃えています。そんなアイワのラジオで、音質と操作性のバランスに優れた1台を紹介しましょう。

細部まで作り込まれたアイワのラジオ
アイワのラジオ「AR-A10」は、大きなボディに長めのアンテナを搭載しており、AM/FM波ともに受信感度は高めです。弱電界エリアでのFM受信時、アンテナの位置によって受信状況が大きく変化するケースもありますが、ベストポジションを見つけてしまえば大丈夫。モノラル専用のため、不快なステレオ分離ノイズとも無縁です。
全体的に聞きやすい音で、スピーカーのサイズも85㎜と大きいため、低域から高域まで無理のない音が再生され、1日中つけっぱなしで聞いていても疲れしらずです。それでも音質が気になる場合は、ソフトとクリアの2段階で調整できます。
操作系は動線に沿って配置されており、頻繁に使うダイヤルは大きく、あまり使わないダイヤルは小さくなっています。チューニングダイヤルだけは側面に配置され、指が滑らないよう粗めの溝があるなど、細部まで作り込まれているのです。
アイワのラジオは驚異的な電池の持ち
選局してみると、ダイヤルの操作が内部のギアでかなり減速されており、細かいチューニング操作はAV機器メーカーとしてのアイワにはお手のもの。DSP独特の「周波数の合わせにくさ」もかなり改善されています。
ACコードを本体に直結して使える上、トランス内蔵で電源まわりのノイズにも強く、自宅で使うラジオに必要な要素はすべて搭載。単1形乾電池×3本で350時間(14日間)という驚異的な電池の持続時間も他の追随を許しません。
受信周波数はAMラジオ放送(530~1600kHz)、FMラジオ放送(76.0~108.0MHz)で、アンテナは6段ロッド式(全長610mm)です。サイズ/重さは210W×148H×63Dmm/680g。実勢価格が3,300円とコスパに優れた、ポータブルラジオの決定版です。(文/手島伸英)
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ラジオライフ編集部

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