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途中下車が使えないSuicaで損するケースとは?

Suicaが使えるサービスは拡がる一方で、モバイルSuicaを持っていればスマホだけで函館から福岡までつながる新幹線へ乗ることができて便利です。とはいえ、Suicaだけで長距離移動しようとすると損するケースも出てきます。それでは、紙の切符を買った方が安くつくパターンはどのようなものでしょうか。


途中下車が使えないSuicaで損するケースとは?

乗車券には途中下車の仕組みがある

2020年3月14日から北海道・東北・秋田・山形・上越・北陸の各新幹線が交通系ICカードへ対応したことにより、九州を除く新幹線で交通系ICカードが利用可能となりました。なかでも、モバイルSuicaは東海道・山陽新幹線でも別カード「EX-ICカード」なしでそのまま新幹線に乗車できるため、利便性は最高といえます。

しかし、利便性が高い一方で、料金面ではモバイルSuicaが割高になってしまうケースが出てきます。そのうちのひとつが、長距離移動をしながら何か所も立ち寄りするパターン。この場合、紙の乗車券を購入した方がおトクになります。その理由は、乗車券の運賃計算方法と「途中下車」の仕組みがあるためです。

JRの乗車券は、長距離になればなるほどkmあたりの料金が安くなる仕組みになっています。具体的には、300~600kmの区間分は約21%、600kmを超える区間分が約56%それぞれ割引。そして、100kmを超える乗車券には、後戻りしなければ途中で何度降りてもOKという「途中下車」という制度が用意されています。

モバイルSuicaは途中下車を使えない

例えば、東京駅~広島駅という乗車券を持っていた場合、途中で通過する名古屋駅や新大阪駅で下車して改札を出ることが可能。新幹線料金は利用区間ごとにかかりますが、乗車券は1枚で済ますことができ、東京駅~名古屋駅・名古屋駅~新大阪駅・新大阪駅~広島駅のように細切れに買うより割安になるのです。

一方、モバイルSuicaは途中下車を使うことができず、細切れに料金を計算することになります。さきほどの東京駅~広島駅のケースでは、乗車券を通しで購入すると新幹線指定席料金(通常期)を合わせた料金は2万4680円。一方、モバイルSuica利用の場合は2万5310円です。

さらに、東海道・山陽新幹線にはネット予約システム「EX予約」の会員向けに、ネットで新幹線料金を決済して自動券売機で特急券を受け取ると割安になる「e特急券」というサービスがあります。さきほどの東京駅~広島駅の移動でこれを利用すると2万1950円となり、モバイルSuicaより3000円以上割安です。


途中下車に制限がある乗車券もある

なお、JR路線の途中下車には例外がふたつあり、ひとつは発着が同じ大都市近郊区間内の乗車券では途中下車できないというものです。例えば、東京駅~宇都宮駅の乗車券の場合どちらの駅も東京近郊区間になるため、途中の小山駅で途中下車はできません。

そして、もうひとつが東京23区内と全国11都市内では途中下車がそれぞれ一度しかできないというルールです。対象となるのは北から順に札幌市内・仙台市内・東京23区内・横浜市内(川崎市内を含む)・名古屋市内・京都市内・大阪市内・神戸市内・広島市内・北九州市内・福岡市内の各駅です。

新幹線のみ利用する限り、このパターンが発生することはほぼありません。しかし、在来線に乗車する場合は新大阪駅で途中下車すると大阪駅で途中下車できない、といったことが起きやすいので注意が必要です。

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