交通系ICカードは鉄道・バスほか「船」も乗れる
SuicaやICOCAなどの交通系ICカードは、いまでは鉄道や路線バスのほか新幹線やタクシーにも乗車できるようになり、東京周辺であればSuica1枚持っていればたいていの場所へ移動できるようになりました。それでは、陸上ではなく空を飛ぶ飛行機や海を走る船はどうでしょうか。飛行機はいまのところ無理ですが、船であれば乗れる航路があるのです。

東京・お台場への船はSuica利用可能
交通系ICカードで乗船できる船舶会社は、全国に6社存在します。ひとつは、東京湾内を走る東京湾観光船の定期便で、浅草・日の出・お台場・浜離宮・有明の各乗船場がSuicaやPASMOなどの交通系ICカード対応です。ただし、乗船場でチャージはできないので事前チャージしておく必要があります。
そしてもうひとつが、新潟港と佐渡島を結ぶ佐渡汽船の各路線で、PiTaPaを除く全国相互利用対応の交通系ICカード9種類が利用可能です。ただし、支払えるのは人の乗船料金のみで、自動車や自転車その他の航送料金は対象外。また、乗船場ではチャージができないため要注意です。
広島県の宮島口と宮島を結ぶ航路については、JR西日本・宮島松大汽船の2社が就航していて、いずれも交通系ICカードの利用が可能。全国相互利用対応の交通系ICカード10種類のほか、広島地区で広く使われているPASPYでの支払いも可能ですが、自動車・自転車等の航送料金は利用対象外となっています。
桜島フェリーも交通系ICカード対応
さらに、鹿児島市の鴨池港と桜島を結ぶ桜島フェリーは、全国相互利用対応交通系ICカード10種類と、鹿児島県内の交通機関で利用できる「RapiCa」・「いわさきICカード」に対応しています。桜島フェリーについては、全国で唯一自動車や自転車等の航送料金も交通系ICカードで支払い可能です。
また、鹿児島県内でいわさきグループが運行している鹿児島~垂水・種子島・屋久島といった各航路についても、同社発行の交通系ICカード・いわさきICカードが利用可能です。いわさきICカードには、チャージ時に金額に応じて10~15%の割り増しがあるため、お得に利用できます。
交通系ICカードが利用可能な航路は、長距離フェリーなどと違い比較的、短い航路であることが特徴です。また、鹿児島と種子島・屋久島を結ぶ路線以外は1日複数便が就航しており、予約なしで乗る乗船客が多いという点からも、交通系ICカードとの相性がよいといえるでしょう。
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ラジオライフ編集部

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