新幹線のリモートワーク向けのサービスまとめ
一昨年から続く新型コロナウイルス感染症の流行により、新幹線の乗客は大幅に減少。とくに平日のビジネス客が減ったことは大きく、JR各社は新幹線に乗ってもらうためのさまざまな対策を打ち出しています。そのひとつが新幹線車内でのリモートワーク向けサービスです。平日限定で快適に新幹線車内でリモートワークで仕事できるようになっています。

東海道新幹線リモートワーク向け車両
リモートワーク向けのサービスをいちはやくスタートしたのは東海道・山陽新幹線で、2021年10月1日から平日にN700系Sで運行するのぞみの7号車(普通車指定席)を「S Work席」に設定。新幹線の乗客向けに、リモートワーク向けのさまざまなサービスを提供しています。
新幹線のリモートワーク向け「S Work席」の予約は、Web予約サービスのスマートEX・エクスプレス予約(EX予約)限定となっており、みどりの窓口や指定席自動券売機で予約・購入はできません。また、スマートEX・EX予約の予約サイトやアプリでは、新幹線のリモートワーク向け座席が設定されている列車かどうかが確認可能です。
新幹線のリモートワーク向け座席の乗客向けには、東京駅~博多駅の全区間でWi-Fi容量の強化やビジネスコンテンツ配信を行う「S Wi-Fi for Biz」が提供されるほか、新横浜駅~京都駅間ではパソコン用のついたてやUSB充電器・マウスなどの無料貸し出しが行われます。なお、S Wi-Fi for Bizについては、新幹線8号車(グリーン車)からもリモートワークで利用可能です。
東北新幹線のリモートワーク向け車両
また、東北・上越・北陸新幹線では8号車を新幹線オフィス車両として、平日にリモートワーク向けのサービスを提供しています。こちらの場合、新幹線8号車はフリースペース扱いとなり、指定席(グリーン車・グランクラスを含む)・自由席いずれに乗車してもリモートワーク向けのサービスを利用可能です。
東海道新幹線リモートワーク向け座席と異なり、新幹線オフィス車両には特別なWi-Fiサービスはなく、ついたては全車両ともレンタル可能なものの、USB充電器などの貸し出しサービスはありません(一部列車のみWi-Fiルーターの有料貸し出しに対応)。とはいえ、フリースペースのため新幹線でリモートワーク中だけ8号車に移動するといった活用法も可能です。
なお、山形・秋田新幹線については8号車が存在しないため、新幹線オフィス車両の利用には併結されている東北新幹線側に移動してリモートワークする必要があります。また、北陸新幹線のうち富山駅~金沢駅間のみで運行するつるぎについても、新幹線オフィス車両の設定はないためリモートワークには注意が必要です。
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ラジオライフ編集部

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